今年1月からベルギー1部ウェステルローでプレーするFW松尾佑介が味方のハットトリックをお膳立てした。
7日に行われた欧州プレーオフ第2節のセルクル・ブルッヘ戦。
試合は上田綺世のPKによる2得点もありウェステルローは3-5で敗れてしまったが、20歳のマリ人FWネネ・ドルジュレスが1人で3ゴールを記録した。
しかもその全てのゴールは松尾のプレーから生まれていたぞ。
まずは前半39分、左サイドでボールを受けた松尾は味方とのパス交換でエリア近くへ侵入し中央へパス。フリーの味方はシュートを決められなかったがこぼれ球をネネが詰めた(動画3:31~)。
続いて後半11分、松尾はカウンターからロングボール一本で裏に抜け出すと中央へ折り返し。フリーのネネは一度はGKに止められたもののこぼれ球を押し込む(動画6:47~)。
後半30分には、鋭く裏へ飛び出してパスを呼び込み、そのまま突破と見せかけてワンタッチでヒール。これを後方で受けたネネが今度は見事なシュートを決めた(動画 8:34~)。
記録としては最後の3点目のみがアシストだったが、全て彼の武器であるスピードと裏へのランニングからゴールを生み出していた。
前日には、昨年までプレーした古巣の浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグを制覇したばかり。1stレグの直前、Qolyに「アジアのNo.1は浦和レッズにこそ相応しい」とエールを送ってくれた松尾にとっても大きな刺激になったに違いない。
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加入からまだゴールのない松尾だが(10試合2アシスト)、残り試合での大暴れに期待したい。