エルサルバドルを相手に6-0の大勝を収めた日本代表。

開始早々に相手DFが退場するアクシデントがあったものの、その時点で実質的にスコアは2-0。選手たちは集中を欠くことなくてチャンスを作り続け、豊田スタジアムを埋め尽くしたファンを楽しませた。

その中で、3年後のワールドカップに向け、エースストライカー候補として期待される上田綺世に待望のA代表初ゴールが生まれている。

自身で獲得したPKを落ち着いて沈め、15試合目での初ゴールとなった24歳の点取り屋。チームメイトと喜びを分かち合った後に見せたほっとしたような表情が印象的だった。

ただ、この日は両サイドから良質のクロスがたびたび上田のもとへ届いたものの、結果的にゴールはPKの1点のみに終わっている。

ベルギーで今季22ゴールと結果を残しながら、どこか物足りない「いつもの上田綺世」がそこにいた。

フジテレビ系で生中継されたこの試合、ゲストとして出演していた元日本代表監督の岡田武史氏は、そんな上田のプレーについて解説の槙野智章氏とやり取りしながらこのように語っている(前半40分前後)。

岡田「上田綺世は1点取ったんですけど、やっぱりポテンシャルをまだ出し切っていないと思うんですよね。ボールを受ける回数もまだ少ないですし、ヘディングかなり強いんですけど競り合いで勝ったという感じもまだない」

槙野「クロスの入り方どうですか上田は?」

岡田「クロスの入り方はいいと思うんですよね」