チェルシーに所属しているイングランド代表MFメイソン・マウントが、マンチェスター・ユナイテッドに移籍することに同意したようだ。
『BBC』が伝えたところによれば、移籍金については5500万ポンド(およそ99.4億円)+ボーナス最大500万ポンド(およそ9億円)で決着したとのこと。
マンチェスター・ユナイテッドにとってはUEFAチャンピオンズリーグでの戦いに向けて今夏初の大型補強となる。
チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドから送られてきた3回のオファーを拒否していたものの、この段階で合意したのは経営上の理由があったようだ。
2022-23シーズンに6億ポンドを投じて補強したチェルシーであるが、その影響でファイナンシャル・フェアプレー制度に違反する可能性が高まっており、6月30日までに多くの資金を調達しなければならなかった。
そのためハヴァーツ、コヴァチッチ、メンディ、クリバリ、カンテ、バカヨコと多くの選手を放出しているほか、メイソン・マウントについてもマンチェスター・ユナイテッドと交渉を再開する必要があったとのこと。
メイソン・マウントはチェルシーのアカデミーで育った攻撃的MFで、フィテッセとダービー・カウンティへのローン移籍を経てトップチームのレギュラーに定着した。
フランク・ランパード監督の下で出場機会を重ねて成長し、クラブの中心的な選手になっていたが、契約は2024年までとなっており、それを更新するための交渉がうまく進んでいなかったとのこと。
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チェルシーは生え抜きの彼を放出したいとは思っていなかったそうだが、契約の問題と経営の問題が重なり、売らざるを得ない状況になってしまったよう。