2021年1月からポルトガルでプレーしてきた日本代表MF守田英正。
海外での評価は高く、代表の中盤でもなくてはならない存在になっている。その守田が『PIVOT』に出演し、様々な話題について語った。
日本とは異なる欧州の激しさについては、ポルトDFペペの名前を出しつつ、「激しいなと思いますし、だからこそ相手にとっては嫌で、いい選手なんだろうなと」とコメント。
共演した木崎伸也さんによると、本田圭佑はボールを競り合う際に肘を振ることはしないものの、相手の喉に肘が当たるようにいつも競っていたという。
本田はそれで相手に痛いと思わせることで近づかせなくしていたそうで、この話に共感できるかと聞かれた守田はこう答えていた。
「めちゃくちゃありますね。わざと肘上げてるけど、当たった時だけ、ごめんね、ごめんねみたいなのは当たり前ですし。
Jリーグだとっていう言い方をしたらあれなんですけど、ファウルした後にボールをすぐ返す。
(離れた場所に)投げないで、プレーを始められるっていうのが当たり前だと思っていた。
スポルティングに行って、開幕戦で僕が返してしまった。
(Jリーグ時代のように相手にすぐボールを)同じように返してしまって、そこから失点につながって、すっごいミーティングで怒られたんですけど。
ちゃんと返す、アウェイ側のチームにちゃんと迎え入れてあげるという配慮みたいなのが向こうだと本当にないので。
(日本と)そこが差になってくるんじゃないかなと思います」
欧州では敵に対する配慮がなく、すぐにボールを相手に渡した際には怒られたという。
同じくポルトガルでプレーする相馬勇紀も、ポルトはボールボーイから教育が徹底されていたと衝撃を受けたと明かしている。
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なお、守田によると、スポルティングのアモリン監督からは、相手ボールになったスローインでは、遅延行為でカードを貰うのはもったいないので、ボールを近くの味方選手に渡すことで時間を稼ぎつつ、主審に対してもカードを出す対象選手を迷わせるようにするという指示が出ているとか。