早くも2023-24シーズンの開幕が迫ってきたベルギーリーグ。
昨季12位のシント=トロイデンには、今夏も伊藤涼太郎、小川諒也、山本理仁という3名の日本人選手が加わった。
一方で、ステップアップが期待される日本代表のシュミット・ダニエル、橋岡大樹もまだチームにとどまっている。
彼らはこの夏、移籍するのか…。現状について20日の会見で立石敬之CEOが明かした。
「2人とも元気にゲームにも参加しています。ご存知のとおり、数年にわたって彼らは既にこのクラブ、そしてベルギーリーグでプレーはしてますので、本心は…メディアの皆さんのところからも発信がありますけど、ステップアップをそろそろしたいなというのが本音だと思います。
ヨーロッパの場合、移籍のウインドウが8月の最終週、あるいは9月の最初の週まで開いていますので、色々な状況が日々変わっていますけど、まず彼らには『今いる自分のチームで集中して、しっかりと準備をする』ということを伝えています。
本人たちもそういう認識でやってくれています。なので、もし仮に本当に彼らにとって良いオファーがあり、なおかつもちろんSTVV(シント=トロイデン)にとっても良いオファーがあれば、次のステップに進ませてあげたいなという気持ちです。
まだまだ7月中旬ですから、1カ月半以上もの長いウインドウがあります。ただ難しいのは、ベルギーリーグは7月の…もう既に10日後には開幕をします。
こういった状況の中で開幕を迎えるという難しいリーグではありますので、まずは今、自分のチームでしっかりプレーすることに集中してほしいなと思います」
彼らにステップアップしてほしい、させてあげたいという気持ちを滲ませつつ、今できることに集中することが大事だと語った立石CEO。
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今季、100周年を迎えるシント=トロイデン。30日(日)のリーグ開幕戦では、川辺駿が加入したスタンダール・リエージュとホームで対戦する。