かつて浦和レッズなどでプレーした元日本代表FW岡野雅行さん。
鈴木啓太さんのYoutubeに出演すると様々な話題についてざっくばらんに語っている。
浦和で監督を務めたギド・ブッフバルトが、マンチェスター・ユナイテッドの伝説的指揮官であるサー・アレックス・ファーガソンにブチギレたことがあったそう。
浦和は2004年のVodafone Cupでオールドトラッフォードに招待され、ユナイテッドと対戦するはずだったが、大雨と雷の天候不良で中止が決まると…。
岡野雅行
「レッズのサポーター、めっちゃくちゃ一杯来ていた。
みんな楽しみにしてるじゃん、俺らもそうだしさ。
ファーガソンが中止にしたんだよ、あれたぶん。雷で危ないしね。
ファーガソンは帰っちゃったんだって、すぐ。中止って言って。
そしたら、うちのブッフバルトですよ、監督。ブチギレたらしくて。『ファーガソン、出せ!』って。
言える?誰も言えないじゃない、ファーガソンですよ。
『出てこい、ふざけんじゃねぇ』って言ったら、ファーガソンが帰ってきて。
『どんだけ皆が楽しみにしてきたと思ってるんだ。日本からあれだけサポーターが来てるんだぞ』。たぶん、そんな感じで怒ったらしいんだよ。
そうしたら、ファーガソンも『申し訳ない。今度は必ず我々が日本に行くから。それで勘弁してくれないか』みたいになって。
で、(翌年に)来たじゃない、全員来たじゃん。ルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、全員来たよ。ギグスから全部もう完璧なメンバーで。
(試合では)ボロボロにされたじゃない…。
(ブッフバルトは)世界だなと思った、本当に世界の人だなぁと」
ブッフバルトはドイツのレジェンドだが、世界的な人物であることを実感させられたそう。
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なお、浦和のHPによれば、当時のユナイテッドのデイヴィッド・ギル会長は「審判と協議した結果、ゲームの責任を持つ主審が、ひとつは天気予報が今後2時間、雷と雨の予報が出ていること、もうひとつは、過去にイングランドで4人の選手とレフリーが雷によって死亡していることを理由に、このような状況では責任を持つことができないということでこのゲームの中止を決定した」と説明していたそう。
2005年のVodafone Cupで来日したユナイテッドは、埼玉スタジアムでの一戦で浦和に2-0で勝利している。