今夏セルティックで苦しいスタートになっている旗手怜央。昨シーズンはチームの中心として活躍したが、新たに就任したブレンダン・ロジャーズ監督の戦術に馴染めていないと言われている。
そのため開幕戦ではベンチスタートとなり、さらに先日のアバディーン戦では途中出場からすぐに怪我をしてしまった。1ヶ月ほどの離脱となり、来月の日本代表戦でもプレーできない。
その状況もあってか、先日はセルティックから提案された新しい契約に同意せず、FWアバダとともにサインを保留したと伝えられている。
そんな彼について話したのが、グラスゴー・レンジャーズのレジェンドである元スコットランド代表MFのバリー・ファーガソン。稀代の司令塔であった彼は、ライバルチームの選手でありながらも旗手怜央を気に入っていることを公言している人物だ。
『glasgowlive』によれば、バリー・ファーガソンはポッドキャスト番組『Go Radio Football Show』で以下のように語っていたという。
バリー・ファーガソン
「旗手怜央はクオリティの高い『オペレーター』だよ。もしセルティックとの新契約にサインしないのであれば、クラブは負担を軽減しなければならなくなる。
それはとても簡単な流れだよ。旗手怜央がコミットする気がなければ、セルティックは彼で数百万ポンドでも獲得しようとするだろう。
セルティックはたった200万ポンドで旗手怜央を買った。契約はまだ3年間残っているけどね。
私から見れば、彼は現代のミッドフィルダーが必要としているものをすべて備えている選手だよ。
アグレッシブにプレーできて、ゴールまで決められる。しかし状況を見れば、彼は退団に向かっているように感じるね」
日本ツアーのときに去就について「チャレンジできるならしたいと思っています。それは選手として当たり前なことですし、向上心がなくなったら終わりですから」と語っていた旗手怜央。
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契約延長に同意しなかったことはやはりステップアップを見越してのものなのだろうか。