ドイツサッカー連盟(DFB)は22日、ユリアン・ナーゲルスマンのドイツ代表監督就任を発表した。

36歳の天才若手監督がドイツ代表で指揮を執る―。

DFBは来年7月31日までの短期契約でナーゲルスマン監督をチームに迎い入れた。ハンジ・フリック前監督が率いたドイツ代表は今年に入ってから1勝1分4敗と低迷していた。今月9日の日本代表戦で1-4で大敗を喫した翌日にフリック前監督はドイツサッカー史上初めて任期中に解任された。

常勝を求められるチームの舵を取れる実力、ドイツ開催の欧州選手権の重要性からホッフェンハイム、ライプツィヒ、バイエルンで実績があるナーゲルスマンに白羽の矢が立った。世界から注目を浴びるこの若手監督は、2015年に28歳の若さでホッフェンハイム監督に就任、ライプツィヒではUEFAチャンピオンズリーグでベスト8、バイエルンでは2021-2022シーズンにリーグ制覇に導いた。

ナーゲルスマン監督は

「我々は団結する。自分たちの国で欧州選手権が開催される。数十年に一度の特別なことだ。私は偉大な国で偉大な大会が開催されるというこの事実にすべてを委ねている。そしてこの挑戦に大きな意欲を持っている。ドルトムントでのパフォーマンス(2-1で破ったフランス戦)は始まりだった。来年は誓い合う集団になるだろう」

と闘志を燃やしていた。

今年3月にバイエルン監督を途中解任された際は、ビルト紙記者とのシーズン中のスキー旅行や主力選手との軋轢(あつれき)など憶測を呼んだナーゲルスマンだが、ルディ・フェラーDFBスポーツディレクターは「ナーゲルスマンは我々の優先候補だった。彼は決定的な役割を果たす」と期待は揺るがない。

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ドイツ代表を託された若き天才監督はどのような采配を見せてチームを復活させるのかに注視していきたい。

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