現在サウジアラビア1部リーグのアル・イティハドでプレーしているカリム・ベンゼマが、フランスの内務大臣から批判を受けているようだ。

先日、カリム・ベンゼマは自身のソーシャルメディアでイスラエル・パレスチナ紛争に関連するメッセージを投稿した。

それは「女性や子供も容赦することのない不当な爆撃の犠牲者となってしまったガザ地区の住民のために祈りを捧げる」というものだった。

ベンゼマは敬虔なイスラム教徒であるためパレスチナへの連帯を示したと思われるが、これによって彼には大きな批判が寄せられることになった。

元イスラエル代表のGKであるドゥドゥ・アワトはベンゼマの発言に対して卑猥な言葉を使いながら5ヶ国語で批判を繰り広げた。

さらに『AS』などのメディアによれば、フランス内務大臣を務めているジェラール・ダルマナン氏が今回テレビのインタビューで「カリム・ベンゼマはムスリム同胞団とつながりがある」と語ったという。

ムスリム同胞団はエジプトで生まれたイスラム教スンナ派の社会運動組織であり、イスラム法による統治が行われる政治体制国家の設立を目標としている政党でもある。

現在では急進的な活動を行っているわけではないものの、パレスチナの組織ハマスとの関係があることもあって、日本を含む複数の国でテロ組織として位置づけられている。

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ただ、フランスにおいてムスリム同胞団はテロ組織としては認定されていない。

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