今季限りでレアル・マドリーを退団することになったカリム・ベンゼマ。突如サウジアラビアへの移籍話が持ち上がったと思えば、すぐに契約をまとめてアル・イティハドへと去っていった。
かつてのパートナーであるクリスティアーノ・ロナウドから遅れること半年、同じように中東のリーグへと戦いの場を移した。給与は年俸300億円の2年契約となっており、とてつもない額が手渡されることになる。
そんなベンゼマに対し、レアル・マドリーの元ドイツ代表MFトーニ・クロースは自らのポッドキャスト「Einfach mal Luppen」で以下のように話していた。
トーニ・クロース
「過去15年間であれほどボールを上手く扱えるストライカーはほとんどいなかったよ。彼と一緒にプレーできてとても嬉しかった。
彼は21歳の時にレアル・マドリーへとやってきたと思う。重要なゴールを決めて、クラブに多くのものを与えてくれた。昨シーズンはまさに最高の上の最高だったね。
一緒にプレーできたことは間違いなく大きな喜びだった。それに疑問の余地はまったくない。あんな選手を何年も隣で見られたのは幸せだったよ。
ただ、僕は彼がレアル・マドリーでキャリアを終えるだろうと思っていたよ。
サウジアラビアへの移籍がとても早く起こったことは理解できる。彼にとってはサンティアゴ・ベルナベウで別れを告げることが重要だったんだろう。
おしなべていえば、それは急な通知だった。もしもう少し時間があれば彼との別れのためにもっと準備ができていただろうし、多くのことが行えただろうね」
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数々の選手とプレーしてきたクロースでも、ベンゼマのボール扱いは感銘を受けるほどに「上手かった」ようだ。