昨年末のFIFAワールドカップで悲願の初優勝を成し遂げたアルゼンチン代表リオネル・メッシは、今年からMLSのインテル・マイアミに移籍している。

そうしたなか、アメリカの『Time』誌は、2023年のアスリートオブザイヤーにメッシを選出した。

同誌は、メッシはサッカー史上最高の選手だろうとしつつ、2026年にW杯開催を控えるアメリカにもたらしたインパクトを紹介。

「何十年も言われてきた理由(得点が少ない、アメフトほど暴力的ではなくバスケほど楽しくもない、外国からの“輸入品”という地位)によって、世界で最も儲かるスポーツ市場であるアメリカは、この美しいゲーム(サッカー)を完全に受け入れることはなかった。しかし近年、このスポーツは目覚ましい成長を遂げており、今後3年間に3つの大きな国際大会(2024年コパ・アメリカ、2025年FIFAクラブW杯、2026年W杯)がアメリカで開催されるため、さらに多くのファンを魅了することは間違いない。しかし、起爆剤はメッシだ。この地球上で最も尊敬され、影響力のあるアスリートが、少なくとも今後2年間はマイアミでプレーする。彼はいまだにトップレベルのパフォーマンスを見せており、10月には自身8度目となるバロンドールを獲得した。アメリカはいまやサッカーの国だ」などとしている。

また、アメリカのサッカー関係者は、メッシの影響で今後アメリカ史上最高のサッカー世代の時代が到来するとも話している。