かつてイタリア代表で長く活躍した名ゴールキーパーのジャンルイージ・ブッフォンが、サッカーのゴールをより大きくしたらどうかと提案したようだ。

昨季限りで現役を引退したブッフォンは、現在イタリア代表の団長として選手たちをサポートする役割を任されている。

そんな彼が今回『Tuttosport』のインタビューに応え、その中で現代サッカーを面白くするための提案を行っていたよう。

「先日、親戚や妻とこのことについて話していたんだ。1998年に僕がキャリアを始めたとき、自分はセリエAで最も背が高い選手TOP5に入っていた。

そして昨年セリエBのパルマでプレーしていたときにもTOP5には入っていたが、それはピッチ上にいる22人のうちならばだ。それだけ選手が大型化している。

言い換えれば、このゴールマウスの大きさを決めた測定は1875年に行われたもので、当時はこれでもかなり広かったのかもしれない。それが50~60年ほどは正しかった。

しかし、今のアスリートを見ると考えさせられるんだ。バレーボールでもネットをもっと高くするべきではないかと議論されている。バレーボール選手が親族にいる私はその問題を耳にしているんだ。

30年前は、50本のシュートを打てば10ゴールが決まっていた。今はせいぜい3ゴール程度だ。2メートルも身長があるゴールキーパーを相手にシュートを決めるのは非常に難しいんだ」

イタリア人の男性の平均身長は、1900年代初頭にはおよそ165cmであった。オランダやドイツでも170cmに届いておらず、180cmを超える人物はかなり貴重だったことがわかる。

ただ現在のイタリア人男性の平均身長はおよそ176cmとなっており、この100年間で10cm以上も伸びている。ドイツやオランダに至っては男性の平均身長が180cmを超えており、もはや1800年代に決めたゴールのサイズが合わなくなっているのかもしれない。

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とはいえ、サッカーにおけるルールはIFAB(国際サッカー評議会)が決めるものであるため、なかなか簡単に物事を変更することもできないのだが…。

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