来月5日の誕生日で39歳になるクリスティアーノ・ロナウド。
2003年に18歳だった彼をポルトガル代表にデビューさせたのは、フェリポンことルイス・フェリペ・スコラーリ監督だ。同氏は、『Globo』のインタビューでこんな話をしていた。
「ある理由でムルトーザ(ポルトガル代表のアシスタントコーチだったフラヴィオ・テイシェイラ)がスポルティングCPユースの試合を観に行った。
彼は仰天して帰ってきた。『フェリペ、馬がいたよ。スペクタクルな選手だ。あれは何者だ…』ってね。誰なんだ?と聞くと、『クリスティアーノ・ロナウド』だと。彼は17歳だった」
スポルティングユースの試合を視察したコーチがすごい逸材を見つけたと報告してきたのが、ロナウドだったとか。
また、スコラーリ氏は、ロナウドに父親が亡くなったという訃報を伝えなければいけなかったこともあったそう。
「我々はW杯予選を戦うためにロシアにいたが、彼は集中していた。もちろん、彼は号泣したし、私も泣いたはずだ。そういう感情があったからね。
長く話した後、こう伝えたんだ。『クリスティアーノ、荷物をまとめるんだ。亡くなったお父さんのために帰るんだ』とね。
だが、彼はこう言った。『嫌です、監督!父は亡くなったので、僕はそこで何もするつもりはありません、残ってプレーします!』。
それはダメだと伝えると、彼は『そうします。試合が終わったら帰ります』と答えた。それで合意したんだ。彼は素晴らしいプレーをしたよ」
ロナウドは父の死で号泣しつつプレーすることを志願したそう。