スウェーデン1部の名門AIKソルナとキットサプライヤーのNikeは17日、1部リーグ「アルスヴェンスカン」の創設100周年を祝う特別ユニフォーム「Allsvenskans 100 årsjubileum」を発表した。

AIKでは2月中旬になると、通常モデルとはデザインが大きく異なる特別版の発表が続いている。今年は3年ぶりにブラックがキットカラーに戻ってきた。

A.I.K. 2024 Nike Special Edition

AIKソルナ 2024 Nike アルスヴェンスカン 創設100周年記念 ユニフォーム

2024年の特別ユニフォームは、1部リーグの創設100周年を祝うという少々珍しい一着が登場。ブラックを基調にイエローでアクセントを付けるデザインは通常のホームユニフォームと同じスタイルだが、この時期恒例の特別ユニフォームへの採用は2021年以来となる。

現在のスウェーデン1部リーグ「アルスヴェンスカン」が創設されたのは1924年で、それまでの「スヴェンスカ・セリエン」から代わる形でスタートした。

AIKはそのオリジナルメンバーで、これまでに6度のリーグ優勝を成し遂げた古豪だ。ちなみに「スヴェンスカ・セリエン」では優勝こそなかったものの、5度の準優勝を経験している。

今回のユニフォームはブラックを基調としたシンプルなもので、イエローで太めに縁取られた大きめのVネックが印象的。そして胸には“AIK”をレタリング。これらは全て1924年当時のキットデザインをモチーフとしたものだ。

右胸のNikeロゴはシャツと同色にすることで気配を消し、1部リーグ創設100周年に敬意を表する。

クラブの説明によれば、胸の“AIK”部分はベルベット生地を使用しているとのこと。なお、チーム名のAIKは略称で、“Allmänna Idrottsklubben”が正式名称となる。

このユニフォームは特別デザインのボックスに収納される。このボックスのデザインは、AIKが1924年当時に使用していたホームスタジアム「ストックホルム・スタディオン」をモチーフにしたという。

1912年のストックホルム五輪のメイン会場として建設されたこのスタジアム。五輪を題材にした2019年のテレビドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』のロケ地として話題になった場所だ。

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今年の特別ユニフォームは昨年同様にAIKのシーズンチケットホルダーのみを対象に販売。今回はクラブ創設133周年にちなんで、わずか133セットのみの販売となる。

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