「しかし、私は本当に野心的なんだ。自分自身に挑戦したかったし、このチームで最後まで戦い続けたかった。『我々にこんなチャンスは2度とないぞ』とね。ウィンターブレイク前には5位だったから」

ただ、チームはアゾール・マトゥシワをレンヌへと売却した上、目立った補強を行うこともなかった。

「熟考しなければならないし、再出発しなければならない。新しいチームを作り上げるために時間が必要になった。それが我々が半年ごとに行っているようなことだ。

選手を売って僅かなお金を稼ぐことはできる。そして8位から12位くらいでフィニッシュするような安定感あるクラブにすることもできる。

一方で、本気で上を目指して最高の選手をチームに残し、1~2年の間ヨーロッパの大会に出場し、それによってお金を得るのを狙うこともできる」

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1960年代から70年代にかけてはフランス屈指の強豪であったスタッド・ランスであるが、現在は選手を育成して売らなければ経営が苦しくなる立場のチームだ。

ウィル・スティール監督としては5位の状況からさらに上を目指したかったものの、クラブは少しでも高く売れるときに選手を放出しなければならない…両者の立場はなかなか難しいものがあったようだ。

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