平河悠

所属:町田ゼルビア

平河悠は、今シーズンのJ1でブレイク候補といえる一人だろう。

佐賀出身で高校時代は無名だったが、山梨学院大学時代に急成長。大学3年時に町田ゼルビアへの加入内定を勝ち取ると、プロ入り2年目の昨シーズンは黒田剛監督もとJ2優勝のキーマンとなった。

スピードに優れ、縦に一人で突破できる点は大きな魅力。自身もQolyのインタビューで「自分の間合いに持ち込めば(1対1に)勝てる」と自信をのぞかせる。

日本代表はエースの伊東純也が私生活でのトラブルにより今後が不透明な状況。騒動云々は別として彼も30歳を超えており、その後継者として平河の活躍に期待したい。

橘田健人

所属:川崎フロンターレ

川崎は先日AFCチャンピオンズリーグ敗退という失態を演じてしまったが、リーグ奪還は至上命題。それにはこの男の働きが不可欠であろう。

昨シーズンはキャプテンに任命され天皇杯を制したが、リーグ戦は8位。迎えた今シーズンはキャプテンを返上し、いち選手として巻き返しを誓う。

小柄ながら傑出したボール奪取能力を持ち、フランス代表MFエンゴロ・カンテにも例えられた逸材。新人の頃から日本代表への招集が確実視されたが未だ招集経験はない。

同じ特性を持つ鹿島アントラーズの佐野海舟が先に日本代表に招集され、アジアカップのメンバーにも選ばれた。それだけに今年は勝負の年となるだろう。