かつてバルセロナやブラジル代表チームなどで中心選手として活躍し、2000年代から2010年代にかけて世界最高のサイドバックと評価されたダニ・アウヴェス。

しかしながら2022年12月にバルセロナのナイトクラブで発生したという性的暴行事件に関与したという疑いで逮捕され、裁判の末に先日「懲役4年半」の実刑判決が言い渡されることになった。

さらにダニ・アウヴェスには訴訟費用と慰謝料として15万ユーロ(およそ2400万円)の支払いを命ぜられている。

ただ『Mundo Deportivo』が伝えたところによれば、ダニ・アウヴェスはその命ぜられた罰金を支払うことができない状態にあるとのこと。

ダニ・アウヴェスの代理人であるイネス・グアルディオラ弁護士が伝えたところによれば、彼の銀行の預金残高は1万7000ポンド(およそ300万円)のマイナスになっているとのことで、さらに5万ユーロ(およそ800万円)相当の資産の禁輸措置も受けているそう。

一時は4700万ポンド(およそ88.6億円)もの資産を保有していたダニ・アウヴェスであるが、これまで様々なビジネスに挑戦し、会社を設立してきた。

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フラッシュフォワード・グループという代理人エージェンシーを立ち上げたり、セドロ・エスポルトというスポーツ顧問会社、ファッションブランドの「DM3」などだが、それほど多くの収益を得られる状況にはなっていなかったよう。

ダニ・アウヴェス側はこの懲役4年半という宣告に納得をしておらず、今後控訴を行うことを宣言している。一時は世界を席巻したスーパースターが、刑務所に入れられてしまうという未来があるのだろうか…。

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