WEリーグに参加しているINAC神戸レオネッサは26日にYoutube上で記者会見を開催し、「運営会社の全株式を大栄環境グループに譲渡した」と公式発表した。
今回INAC神戸レオネッサを運営しているアイナックフットボールクラブ株式会社が発行している全株式がアスコグループ株式会社から大栄環境株式会社に譲渡されたとのこと。
アスコグループは兵庫県神戸市に本拠地を置いているゼネコン関連企業で、タッチパネルなどIT事業や輸送に関わるトラック関連事業を展開している。
2001年にそのアスコグループが設立したのがINAC神戸レオネッサであり、その後なでしこリーグやWEリーグを通して日本屈指の女子サッカーチームとして台頭した。
しかし今回クラブのさらなる成長を求め、アスコグループはアイナックフットボールクラブ株式会社の全株式を大栄環境株式会社に譲渡することになったそう。
大栄環境株式会社は神戸市東灘区に本社を置いている企業で、廃棄物処理や新エネルギー事業などを展開している。女子サッカーにおいては長く伊賀くノ一フットボールクラブを支援しており、スポーツとのパートナーシップにおいても長い歴史を持っている。
また、伊賀くノ一とのパートナーシップについては、大栄環境株式会社の金子社長は「三重でのグループ会社のスポンサードなのでWEリーグの規約には抵触せず、サポートは継続する」と回答していた。
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新たな経営体制は3月1日からスタートするとのこと。なお、クラブ名については大栄環境株式会社の金子社長は「社名をつけることはない」「クラブ名を変更することは考えていない」と明言している。
WEリーグは現在2023-24シーズンの途中で冬の中断期間となっており、INAC神戸レオネッサは3月3日に行われる浦和レッズレディース戦で再開を迎える予定だ。