日本サッカー協会(JFA)とアディダスジャパンは、育成年代の選手を対象とした「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD(ドリームロード)」を2023年11月に発足。

第1弾として、スペインのレアル・ソシエダ、ドイツのバイエルン・ミュンヘンという今季のUEFAチャンピオンズリーグにも参戦している強豪2チームへの留学が昨年行われた。

その第2弾として今月、イングランドのフラムへの留学が実施されている。参加したのは以下の5名だ。

MF 福田武玖(16歳、徳島ヴォルティスユース)
DF 大川佑梧(16歳、鹿島アントラーズユース)
GK 荒木琉偉(16歳、ガンバ大阪ユース)
MF 阿出川琥吾(15歳、柏レイソルU-15)
MF 武本匠平(15歳、アビスパ福岡U-15)

5名は2月4日から19日にかけて、現在プレミアリーグ12位のフラムへ短期留学を行ったという。JFAのユース育成ダイレクター、影山雅永氏は語る。

「まずは昨年のレアル・ソシエダ、バイエルン・ミュンヘンに続き、フラムという歴史ある名門クラブへ参加できる機会を得られたことについて、パートナーであるアディダスジャパン様、そして選手を快く受け入れてくれたフラムへ感謝申し上げます。プレミアリーグに所属する名門で、過去には稲本選手が所属していたことをご存じの方も多いのではないでしょうか。同クラブは屈指のメガクラブがひしめき、現在では最もハイレベルなリーグであると言われるプレミアリーグにおいて、堅実な戦い方で現在1部に所属しています。その背景には素晴らしいクラブ理念と歴史、その中で育まれた育成メソッドを有すると捉えており、選手のみならず我々指導者としても学ぶべきことが多いのではと期待を抱いております。今回も将来性豊かな選手たちがこのプログラムを通じて更に成長し、その成果を自チームや日本代表に還元してもらえることを願っています」

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世界基準の選手育成を目的に、日本の育成年代の選手が、欧州クラブのトレーニングに参加するプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」。若い選手たちが非常に貴重な経験を得られるだけに、今後も注目していきたい。

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