サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は24日、パリ五輪最終予選で北朝鮮と対戦。サウジアラビアで開催された第1戦を0-0で引き分けた。

この試合、なでしこジャパンのユニフォームが珍しい“組み合わせ”だったことにお気づきだろうか。

24日の北朝鮮戦でなでしこジャパンが着たのは、ホームのシャツ、アウェイのショーツ、ホームのソックス。端的に例えるなら「青-紫-青」だった。青のシャツに薄紫(※正式な色名はグローパープル)のアウェイショーツの組み合せは異例だ。

この試合は北朝鮮のホームゲームなので、通常であれば同チームは全身赤のホームユニフォームを着用するところなのだが、使われたのは全身白のアウェイユニフォームだった。こちらもまた少々不思議な起用である。

男女どちらも日本代表は通常、「青-白-青」の組み合わせが多い。仮にセオリー通りホームの北朝鮮が全身赤のキットなら、なでしこジャパンはこの組み合わせで問題なかったはず。

全身赤に対しては、薄紫を基調とした全身アウェイの着用も可能だろう。

実際、2023年の女子ワールドカップで全身赤のノルウェーに対して、なでしこジャパンはアウェイユニフォームを着て対戦している。視認性の点でこの組み合わせに問題があるように見えない。

あるいはオール青なら、相手が全身赤・白のどちらでも対応可能だったはずだ。

こうして考えていくと、北朝鮮戦でなでしこジャパンがアウェイのショーツを着用した合理的な理由が見当たらない。

強引に結論付けるなら、北朝鮮の全身赤に対してなでしこ側はアウェイを用意していたが、万が一でも北朝鮮が全身白を使用した場合に備えてホームのシャツとソックスも準備していた、ということなのだろうか。

日本代表、復活を期待したい「シンプルなユニフォーム」5着

この試合は開催地が直前まで決まらず、サウジアラビアに正式決定したのは試合の3日前だった。

それと同様にユニフォームの色も決まらないという不測の事態に備えていたのかもしれないが、そうであればショーツのみ白と青を用意したホームキットで、北朝鮮の全身赤・全身白のどちらにも対応できたと思われる。

海外サッカーでは、色のミスマッチを起こすシャツとショーツの組み合わせが時に話題になることもある。今回の理由については不明だが、極端なミスマッチ感は無いものの非常にレアなケースだったのは間違いない。

五輪出場国が決まる運命の第2戦は、28日(水)に東京・国立競技場で行われる。試合同様ユニフォームにも注目だ。

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