UEFAヨーロッパリーグのラウンド16・ファーストレグで、敵地でローマと対戦したブライトン&ホーヴ・アルビオン。
怪我の三笘薫らが欠場したブライトンは、アウェイのスタディオ・オリンピコでキックオフ直後から苦戦し、12分でパウロ・ディバラに先制点を許した。
さらに43分にはロメル・ルカクに追加点を決められ、ハーフタイムの段階で0-2とビハインドに。
セカンドレグのことも考えればこれ以上の失点を避けなければならない状況だったが、64分にはマンチーニ、68分にはクリスタンテにゴールを許し、最終的には0-4という結果で大敗することになった。
『The SUN』によれば、この試合以外のところでもブライトンには悲劇的な事件が起こっていたという。
水曜日の夜、ブライトンの観戦のためにイタリアを訪れていたファンが、ローマのレストランの付近で覆面を被った暴漢に襲撃されたという。
暴漢は7名で構成されており、そのうち6名が英国人男性2名を暴行。レストランのウェイターがその音に気づいて警察へと通報したとのこと。
警官が現場に到着すると、英国人男性2名が太ももに刃物での刺し傷を負った状態で倒れていたほか、財布などが入ったバックも盗まれていたという。
ただ幸いにして刃物による傷を負った英国人男性2名はいずれも命に別状はなく、意識もはっきりしているとのこと。
この現場に居合わせたブライトンのファンは以下のように話しているという。
「我々はパブを出て通りを歩いていただけで、ブライトンのチャントを歌うなどの行動もしていなかった。
しかし突然6人が我々を後方から飛び越えていった。友人数人は急いで逃げた。私は殴られ、頭や肋骨などあらゆるところを蹴られた。
我々はホームでもアウェイでもどんな試合にも観戦に行く。ただあのマルセイユでもこんな経験はなかった。
すこし動揺しているが、それでも試合には行くよ。一日ホテルで過ごし、それからスタジアムへと向かう」
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この試合ではブライトンファンが3500枚のチケットを購入し、数多くのサポーターがイングランドからイタリアへと渡っていたという。
イタリアやフランスに向かう際にはサポーターによる襲撃や暴動が頻発していることから、ブライトンからは「目立つ行為を避けて保険に入ること」と注意喚起が為されていたものの、今回も大きな事件に直面してしまったようだ。