元日本代表の城彰二が自身のYouTube(『Joチャンネル』)でレアル・マドリーの聖地サンティアゴ・ベルナベウの秘密を明かした。
26日に公開した動画でスペインのバジャドリー時代を振り返った城。大部分はカンプノウで対戦したバルセロナ戦についてだったが、最後にサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリー戦についても言及した。
試合は2000年5月18日のリーガ最終節。当時のレアルは“銀河系軍団”と呼ばれる前だったが、それでもカシージャス、イエロ、ロベルト・カルロス、グティ、ラウール、モリエンテスなどそうそうたるメンバーを擁するスター軍団だった。
城はその相手に先発出場。バジャドリーは前半にビクトルが得点をきめ、敵地で1-0と勝利している。
両チームの力関係を考えれば歴史的な勝利といえるが、城にとってはほろ苦い思い出となった。
カンプノウでのバルセロナ戦はチームが大敗ながら「それなりにやれた」と語っていたが、このレアル戦はチームは勝ったものの「全く活躍できなかった」という。
その理由の一つがピッチにあったようだ。
「レアル戦は裏(話)があって。ベルナベウってさ。グラウンドの真ん中が一番高くなってて端っこが斜めになってるの。山みたくなってるの、(そういう)作りになってるの。なんか立ってて気持ち悪いな、動いてて気持ち悪いなと思って」
城によればピッチがまっ平ではなく中央からベンチ側に向かって斜めになっていたのだとか。実際、試合が終わった後に関係者に聞いてみたところ「水が溜まらないように斜めになっている」という話を聞いたのだという。
このことで「感覚がおかしくなってしまった」という城は、72分に途中交代。シーズン終了後にバジャドリーを退団し横浜F・マリノスに復帰することになったため結果的にこれがスペインでの最後の試合となった。
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当時を懐かしみながら語った城は、動画の最後に「(スタジアムに)観光に行った人はぜひ見に行ってほしい。(ピッチが斜めになっているのは)今でもたぶん変わってないと思う」と呼び掛けていた。