J2のザスパ群馬は1日、大槻毅監督によるパワハラ疑惑の問題について調査結果を公表した。

この疑惑は、2月29日に発売された週刊誌「FRIDAY」において報道されたもの。大槻監督がチームスタッフに対して「死ね」「ボケ」「お前らは奴隷契約だから」などの高圧的な発言をしていたと伝えられている。

群馬は同日に「パワハラは確認できなかった」との声明を出したが、今回改めて調査結果を公表した。

それによると、ハラスメント行為については選手・スタッフへのヒアリングを行い、「パワーハラスメントとされるような行為は確認出来ませんでした」「ハラスメントとされる行為や言動を受けた等の新たな訴えもございませんでした」と再度確認できなかったことを明らかにした。

一方、「クラブが機密情報として保管している昨年9月2日のトレーニング映像内で、大槻監督の発言自体は確認しております」とし、「誤解を招く不適切な発言ではあったため、大槻監督には厳重注意を行なっております」と不適切な表現であったことは認めた。

ただメディアで拡散された映像については、「一部メディア等に拡散されている映像と比較したところ、前後のやりとりが切り取られ、当該発言部分のみ意図的に編集されたものである事がわかりました」「前後のやり取りを含め会話全体を見るとハラスメント行為とは言えず」と切り取りによる意図的な編集になっていると指摘。

さらに「本件はトレーニング時の映像をはじめ、クラブ内の機密情報が何者かによって盗み出され、メディア等外部に拡散されている可能性もある」と何者かによる盗難の可能性もあるとし、顧問弁護士や警察に相談して行為者の特定を進めていることを明らかにした。

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今後の対応については、「(Jリーグから)クラブにて引き続き適切な対応を行う旨、依頼を受けました」と調査を続けるとしている。

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