破格の投資マネーで世界的スターを引き抜いているサウジアラビア。

12日にUAEで行われたアル・イティハド対アル・ヒラルのサウジスーパーカップ決勝では試合後の出来事が物議を醸した。

1-4で敗れたアル・イティハドのFWアブドゥルラザク・ハムダラーとファンが衝突。

ハムダラーから水を浴びせられたファンは鞭のようなもので殴り返していたのだ。ハムダラーはこの試合でチーム唯一となるゴールを決めていたのだが…。

そうしたなか、サウジアラビアサッカー連盟は「スーパーカップでのファン事件について」と題した声明を発表した。

「アル・イティハドのチームメンバーに対する観客による身体的攻撃という不名誉な出来事に衝撃を受けている。

アジアサッカー連盟やFIFAの加盟国と同様に我々の優先事項は、サッカーを見ることやプレーすることを愛するすべての人々の安全と楽しみを守ることである。

サウジアラビアのサッカーは家族で楽しむものであり、幸いなことにファンによる混乱は極めてまれである。

だからこそ、この“いわゆる”ファンの行為は、サウジアラビアのサッカーが象徴するすべてに反するものであり、我々はこの件を完全に非難する。

観客行動規範の徹底的な見直しを行う。再発防止のために適切な罰則を迅速かつ効果的に科すべく、最新のルールと規則が導入される」

国内で行われた試合としつつも、ファンの行動規範についての見直しを行うとのこと。

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33歳のハムダラーは2022年ワールドカップにも出場したモロッコ代表FWで、2021年からアル・イティハドでプレーしている。

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