現在ゴールキーパーが手によってボールを保持できる時間は「最大6秒」であり、サッカーのルールで明文化されている。
しかしながら、その規則が2026年に変更される可能性があるようだ。『ESPN』によれば、サッカーのルールを規定している国際サッカー評議会(IFAB)が来季それを「最大8秒」とするテストを行うとのこと。
それが試験導入されるのはいずれかの国の3部以下のリーグ、あるいはAマッチ以外の国際試合であるという。
国際サッカー評議会はそのテスト結果を2025年10月から11月にかけて検討し、2026-27シーズンからの恒久的なルール改正に加えるかどうかを決定するとのこと。
今のルールではゴールキーパーが手でボールを保持できる時間は「最大6秒」と決められているものの、現実的には厳密に運用されていない。
キーパーが明確にボールをコントロールして時間稼ぎをした場合でも、よほど悪質でない限りはファウルとはみなされないという状況にある。
国際サッカー評議会はこれをより厳格に運用するため、時間を8秒に延長した上で「残り5秒から審判が手を上げて明確にカウントダウンを行い、超過した場合はイエローカードを提示する」と明文化することを検討しているそうだ。
また3月の報道では「ゴールキーパーやボールボーイが規定時間内にボールを離さなかった場合、相手にコーナーキックやスローインが与えられる」とも書かれており、いわゆる「時間稼ぎ」のプレーを減らそうという取り組みが進められているという。