18日にドイツ各地で行われたブンデスリーガ最終節。

フライブルクの堂安律はウニオン・ベルリンとの最終戦で2試合連続ゴールを決めた。終了5分前に味方のクロスを頭で叩き込んでみせた。

堂安は前節に続いてヘディングでゴールを奪取!

ただ、『Tagesspiegel』は、「堂安が物議を醸す同点ゴールを決めた」と伝えていた。

ウニオンはこの前のプレーでファウルがあったと訴えたが、堂安の得点は認められたためだ。

相手のウニオンが必死に抗議したのには理由がある。昨季は4位と大躍進したが、CLにも出場した今季は一転して降格危機に瀕することに。

堂安のゴールによって同点に追いつかれたことで厳しい立場に追い込まれたのだ。だが、ウニオンは後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決めて、2-1で勝利した。

一方、浅野拓磨が所属するボーフムはボルシアMGとの最終戦に1-4で敗戦。この結果、ウニオンとボーフムは勝点33で並び、得失点差によって順位が確定することに(得失点差はウニオンがマイナス25、ボーフムがマイナス32)。16位となったボーフムの昇降格プレーオフ行きが決まった一方、15位となったウニオンは1部残留が決まった。

もし、堂安のゴールで引き分けとなっていれば、浅野のボーフムを残留させる得点になっていたのだが…。

この日のウニオンはPKを2本とも失敗。後半ATにはケヴィン・フォラントのPKがポストに嫌われるも別の選手が押し込んで劇的な決勝ゴールになった。ウニオンFWベネディクト・ホラーバッハは「今まで経験した中で最もクレイジーな出来事だった。こんなに感情のジェットコースターになるなんてクレイジーだ」と胸を撫でおろしていた。

「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」

なお、ボーフムが入れ替え戦で対戦するのは、2部で3位だった田中碧と内野貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフ。

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