5月24日、来月行なわれるワールドカップ・アジア二次予選に挑む日本代表メンバー発表の記者会見が行なわれた。
すでに日本代表チームは3次予選への出場を決定させているが、6月6日にはアウェイでのミャンマー代表戦、11日には広島でのシリア代表戦に臨むことになる。
その会見の中で、7月半ばに開幕を迎えるパリ五輪のメンバーとA代表のメンバーについて山本昌邦氏は以下のように話していた。
「サムライブルー(A代表)が最優先ということは基本中の基本になります。鈴木唯人はこちらの招集となっていますが、これはワールドカップ最終予選に向けていい準備をするという中で、そのための力がある選手が招集されたということだと思っています。
鈴木唯人と久保建英、この二人に関しては長い時間をかけて丁寧にクラブとのやり取りをしてきました。
彼らに関しては、FIFAルールで定められたスケジュール以外での代表招集はできません。クラブがそのような結論に至っていますので、こちらに専念してワールドカップ最終予選に備えるという流れになっています」
また、それを受けて森保一監督も以下のように話していた。
「シンプルだと思います。山本さんがおっしゃった通り、活動においてはまずA代表が優先となります。
その中で招集させていただくということと、パリ五輪に出場可能な選手も含めてA代表の候補に入っている。オリンピックに出られるかどうかはすでに交渉して頂いているなかで、現在の状況でいえば彼らは出られないだろうということで決めています。
そして大岩監督との話についてもしっかりと続けていると思っています」
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山本昌邦氏によれば、現在JFAでは五輪代表専用の部屋が新設されており、A代表の部屋と隣り合っているという。
それもあって年代別のチーム同士でコミュニケーションが綿密に行なわれており、23日にも4時間ものミーティングがあったとか。