6月2日にチャンピオンズリーグ決勝のボルシア・ドルトムント戦を控えているレアル・マドリー。ラ・リーガを制覇し、国内外2冠のチャンスが目前に迫っている。
それを前に、レアル・マドリーを率いているカルロ・アンチェロッティ監督が『Times』のインタビューに応じていた。
彼はその中で以下のように話し、自身の指導スタイルやリーガを優勝できたワケについて語っている。
「我々がリーガで優勝できたのは、このチームにはエゴがないからだよ。将来何が起こるかはわからないが、今若い選手の中には嫉妬心がない。そしてクロース、カルバハル、モドリッチらもみんな謙虚だ。
みんな、私のことを優しいおじいさんだと思っている。ドン・カルロと呼ばれているよ。あるいはマエストロと。私はそれを本当に気に入っている。
私のプレースタイル?自分にとって、そんなものはないよ。なにもない。
変わるものだから、私のスタイルというものはないんだ。それは選手が何を準備しているかということを考慮したうえでのものになる。
マンチェスター・シティ戦では、我々は低いブロックを作って強力な守備でプレーした。今季そのような試合を1~2回したが、今はしていない。より攻撃的にやっている。ただ、あの試合ではそれが勝つための方法だと考えた。
サッカーへの向き合い方で重要なのは、私には情熱がたくさんあるが、自分の仕事に執着しているわけではないということだ。選手としてもコーチとしても仕事は好きだったが、そこに狂いはしない。ただ落ち着いている」
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自身が求めるサッカースタイルというものは存在せず、選手が持っているものと試合で求められるものをベースにしており、勝つための方法を使っているのだとのこと。
近年は監督のプレースタイルや哲学、ゲームモデルなどが大きく注目を集めるものの、カルロ・アンチェロッティ監督はとにかく選手と対戦相手に基盤を置いているようだ。