かつてJリーグでもプレーし、鹿島アントラーズを指揮したこともあるブラジル人のザーゴ氏。
昨年からボリビア代表の監督を務めているが、チームは2026年ワールドカップ南米予選で10チーム中9位と低迷している。そのボリビアは標高3500メートルにあるラパスで試合を開催することで対戦相手を苦しめてきた。
ラパスじゃない!
『Deporte Total』によれば、ザーゴ監督は、ラパスよりも標高が高いエル・アルトで南米予選を戦うと宣言したという。
「エル・アルトで差をつけなければならない。なぜ平地でプレーしないのかと言われるが、ほとんどの選手がエル・アルトでプレーしているのであれば、それを利用しなければならない。
予選をエル・アルトでプレーするのだから、よりコンディションが整うだろう。我々にとっては、高地でプレーするほど有利になる。それが武器だが、それと同時に下がると難しく、平地に来たときはすべてが違う。
もし、代表選手が全員海外でプレーしていれば、平地でプレーすることができる。フィジカル的に準備が整っているからね。
今はエル・アルトで差をつけなければならない。ホームで3勝すれば、W杯出場権を争う大きなチャンスになる」
エル・アルトは平均標高が4000メートルで、世界で最も標高が高い都市とも言われている。
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ボリビアは9月にベネズエラ、10月にコロンビア、11月にパラグアイとの南米予選を行うが、それを全てエル・アルトで開催したい意向のようだ。
これまではラパスかサンタ・クルス・デラシエラ(標高400メートル)の2都市でしか予選を行ってこなかったというが、果たして。