グループステージの戦いが佳境を迎えているEURO2024。グループBの最終節は劇的な展開となった。
前回王者イタリアはクロアチアと激突。
後半10分にルカ・モドリッチが相手GKジャンルイージ・ドンナルンマにPKを阻止された直後に渾身のシュートを決めてクロアチアが先制する。
だが、イタリアは後半アディショナルタイムにマッティア・ザッカーニが劇的な同点弾を決め、1-1の引き分けに持ち込んだ。
もうひとつの試合はスペインがアルバニアを1-0で撃破。この結果、3連勝のスペインが首位通過となり、イタリアが勝点4で2位通過となった。
一方、クロアチアは勝点2で3位となり、決勝トーナメント進出は絶望的(各グループ3位の上位4チームが決勝トーナメント行き)。
Optaによれば、ザッカーニが決めた劇的同点ゴールは、EURO史上最も遅い時間帯の得点だったそう(97分19秒、延長戦除く)。
一方、38歳のモドリッチは試合後にこう述べていた。
「何と言っていいか分からない。サッカーは時に残酷だ。またそれが証明された。これが現実。次のラウンドに進むための勝利にならなかったことは残念だ」
38歳と289日でゴールを決めたモドリッチは、EURO史上最年長得点記録を樹立したが、今大会で代表を引退する可能性がある。