ボーフムからマジョルカに移籍した日本代表FW浅野拓磨は、スペインで10ゴール以上を決めたいと意気込んでいる。
彼は大久保嘉人、家長昭博、久保建英に続く、マジョルカ史上4人目の日本人になる。
そうしたなか、『Marca』は、「浅野の挑戦。マジョルカで4人目の日本人選手になった彼には困難なミッションが待ち受けている」と伝えていた。
「マジョルカのユニフォームを着た日本人選手で、個人としてもチームとしても成功を収めた選手はいない。そのため、浅野のマジョルカでの挑戦は大きなものになる。
1人目の大久保は2005年1月に加入し、2006年6月に退団。38試合に出場し、5ゴールを決め、両シーズンともチームは1部に残留。
2人目の家長は2011年1月に加入したが、やはりあまり活躍できなかった。加入後半年で14試合に出場し、2ゴールを決めた。その半年後にアジアに貸し出され、2シーズンプレーしたが、チームは1部に残留。2013-14シーズンに2部リーグの地獄を味わい始めたときにマジョルカに戻ったが、2014年1月に契約が打ち切られた。
3人目は久保で、2つの異なる時期にプレーした。2019-20シーズンは4ゴール4アシストで好感触と好成績を残した。しかし、チームの降格で後味は悪いものになった。1部復帰した2021-22シーズンに2度目の在籍となったが、1ゴールしか決められず、試合への影響は少なかったものの、チームは1部に残留した。
浅野の課題は、個人成績を上げて、チームの4年連続残留を達成することだ。これはマジョルカではまだ日本人選手が達成していないこと。最初の2人とは異なり、彼にはヨーロッパでの経験があることが有利に働く。
30歳になるまであと4か月となった彼は、セルビアとドイツでプレーし、興味深い成績を収めた。ボーフムでの昨季は6ゴールを決めた。いま、彼はマジョルカで最高の成績を収めた日本人選手にならなければならないが、まだこの島にフィットしていない日本人にとっては大きな挑戦だ」
マジョルカで大久保は39試合で5ゴール、家長は27試合で2ゴール1アシスト、久保は67試合で6ゴール8アシストという結果だった。
日本人がいるチームも…5つのクラブにかけられた「恐怖の呪い」
まだ大成功を収めた日本人がいないだけに、浅野にとっては難しいチャレンジになると見られているようだ。