14日に行われたコロンビアとのコパ・アメリカ決勝に1-0で勝利して、連覇を果たしたアルゼンチン代表。
ただ、チェルシーに所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスらが人種差別的なチャントを歌っていた映像が物議を醸している。
「やつらはフランスでプレーしているが、全員アンゴラ出身だ。やつらはトランスジェンダーと寝るのが好き。母親はナイジェリア人、父親はカメルーン人だが、パスポートにはこう書いてある、フランス人」などと歌っていたのだ(アルゼンチンは2022年ワールドカップ決勝でフランスを撃破して優勝したが、カメルーンにもルーツを持つキリアン・エムバペの南米軽視ともとれる発言が問題になった)。
フランスサッカー連盟はエンソらの行動について強く非難しつつ、FIFAへの申し立てを行うと発表。その後、エンソは謝罪したが、チェルシーのフランス系選手が反発するなど騒動は収まっていない。
そうしたなか、『BBC』は、19日付でエンソが運転違反で有罪判決を受けたと報じた。
昨年11月末、エンソはポルシェ・カイエンで赤信号を無視。その後、12月末にダイフェッド・ポーウィス警察に情報を提供しなかった罪で起訴された。さらに、無保険で運転していたことでも告発された。
その件について有罪判決が下されたが、運転免許剥奪をしない情状酌量の余地があるかを検討するために審問が延期されたとのこと。エンソが免許停止になるかは、9月11日の判決で明らかになるようだ。