今夏のパリ五輪では誤審騒動やアスリートへの誹謗中傷が問題になった。
先日、日本プロサッカー選手会会長の吉田麻也は、「アスリートは結果のためにすべてを賭けてやってきていますが、結果が出ないこと、ミスが出てしまうことはあります。このような時の誹謗中傷や興味本位のプライベート報道ほど、アスリートにとって辛いことはありません」などとの声明を発表した。
3度の五輪出場経験がある彼は、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話もしていた。
「五輪のなかで色々な協議での判定が話題になっています。誤審とか、妥当とか、柔道のルーレットとかもそうですけど。
僕は五輪に何回か出ていますけど、基本的にあのオフィシャルで不正をするのは相当難しいんじゃないかと正直思うんですけども(苦笑)
柔道とかもめちゃくちゃ楽しく見させてもらって、結構五輪になると柔道を見るのが好きなんですよ。柔道ってカッコイイなっていうか、バチバチ感がたまらないですよね。
でも、審判はスポーツの一部と捉えなきゃいけないのかなと思います。僕も審判に助けられたことも、そうじゃなかったこともありますが。
最近、サッカーではVARが導入されて、だいぶフェアにはなっていますが、それでも『ん!?』と思うことは、もちろんあるんですけど、それもスポーツの一部なのかなと思います。
とはいえ、五輪みたいな大きな大会になると、審判だけじゃなくて選手やチームへの批判や誹謗中傷が目につくなぁと思います。
僕は選手の身なので、ある程度の批判は、日本を背負って戦う以上は受け入れなければいけないというか、心の準備はしなければいけないと思っていますが。最近はこれが度を超えすぎているなと思っているので、何かしら対策をとらなければいけないんじゃないかなと考えています」
開催国フランスと日本との柔道・混合団体決勝では、電子ルーレットが話題になった。
吉田は、人生をかけて戦っている五輪選手の涙は美しいとしつつ、これで選手の人生は終わりではないので、ますますの活躍を祈っているとも話していた。