ベルギー代表として長くプレーしてきたGKティボー・クルトワが、自身のSNSで「ドメニコ・テデスコ監督が率いる限り招集を受けない」と宣言した。
今年の夏に大きな怪我から復帰したクルトワは、チャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリーを優勝に導く活躍を見せたものの、その後行われたEURO2024でのプレーを辞退した。
その理由は昨年6月、ケヴィン・デ・ブライネが離脱していた際にテデスコ代表監督がキャプテンマークをクルトワではなくロメル・ルカクに託したことだったとされる。これをキッカケに激しい確執が始まったという。
そして今回クルトワは自身のSNSで以下のように投稿し、今後もベルギー代表としてプレーするつもりがないことを明らかにした。
「ベルギー代表のファン、サポーターに伝えたいことがある。僕は母国の代表として、『赤い悪魔』を応援する人々の代表としてピッチに立つことに計り知れない誇りと愛を感じている。
これまでベルギー代表のユニフォームを着るという栄誉に恵まれたことを光栄に感じる。100試合以上もプレーできるとは夢にも思っていなかった。
残念ながら、監督との出来事を受けて熟考した結果、彼が指揮するベルギー代表チームに戻らないことを決断した。
この件に関して、僕は自分にも責任があることを受け入れている。しかし、彼に対する信頼の欠如があり、有効的な雰囲気を維持することができない。
何度かサッカー連盟と話し合いを行ったが、僕の立場と苦しい決断に至った理由を受け入れてくれた。
一部のファンを失望させてしまったかもしれないと残念に思うが、あらゆる議論に終止符を打ち、チームも目標に向かって集中することができる。ベルギーにとって、これが最善の行動であると確信している」
ベルギー代表は9月にUEFAネーションズリーグの試合を控えており、6日にイスラエル、9日にフランスと対戦する予定となっている。
しかしクルトワはテデスコ監督が率いている限りはベルギー代表のメンバーに入るつもりはなく、招集も受けることはないとのこと。
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