浦和レッズは27日、ペア・マティアス・ヘグモ監督との契約を解除したと発表した。

今年就任したばかりのヘグモ監督の解任について、堀之内聖スポーツダイレクターは「監督を代えないことを目的化せず、これまでの公式戦全28試合の成績、試合やトレーニングを通じて可視化されるスタイルの浸透度、ピッチ外も含めた選手やコーチングスタッフに対するマネジメントスキル等を定量、定性の両面から総合的に評価した結果」とコメントしている。

また、浦和は昨年まで指揮を執っていたマチェイ・スコルジャ氏が後任監督に就任することも発表。スコルジャ監督の就任手続きが完了するまでの間は池田伸康コーチが暫定監督として指揮を執る。

このタイミングでの電撃監督交代。その結果、Jリーグ史上初の珍事も発生している。

浦和レッズは先週末の24日、J1第28節で川崎フロンターレと対戦。埼玉スタジアム2002で開催された試合は、雷雨の影響により1-0と浦和リードのハーフタイムに試合が中止された。

後日、後半45分のみが改めて開催されることになるとみられるが、浦和はヘグモ監督が契約解除となったため、再開される試合では池田暫定監督あるいはスコルジャ監督が指揮を執ることに。

記録上は前後半で監督が交代するという、前代未聞の一戦になることが確定した。

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Jリーグではこれまでも試合が途中で延期になることがあったが、再開試合までの間に監督が代わってしまったのはさすがに史上初。

浦和の決断が試合の行方にどのような影響を与えるのか。まだ発表されていない再開試合の日程を含め注目したい。

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