スペイン1部レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウスは28日、リーグ戦で再び人種差別を受けた場合、自身とチームメイトがピッチから去るつもりだと表明した。
ヴィニシウスはこれまでも度々人種差別の被害を受けており、今年6月には彼に対し人種差別的な発言を行った3人のバレンシアサポーターが有罪判決を下されている。
同選手は「クラブとこの問題について頻繁に話し合っている」とした上で「次に人種差別が起こった場合、(人種差別が繰り返される)状況を変えるためにチーム全員がピッチを去り、試合を終わらせる必要がある。」と語った。
ただ、こうした度重なる人種差別の一方で、先述したバレンシアサポーターへの有罪判決などの影響で、スぺイン国内の状況が変わりつつあることはヴィニシウスも認識しているようで、最後には「人種差別をなくすことはできないが、スペインの考え方をを変えることが出来ていることには満足しているよ」とも述べている。