ついに始まった2026年W杯のアジア最終予選。
今回から本大会出場国が32チームから48チームに増えるため、アジア枠も4.5から8.5に増加した。
ただ、元日本代表キャプテンの吉田麻也は、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこう話していた。
「日本はグル―プC、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同組です。
要注意な国は…当たり前ですけど、オーストラリアとサウジアラビアですね。あとは、バーレーンとかもアウェイではかなり侮れないし、中国とインドネシアのアウェイも非常に難しい戦いになってくるかなと。
ちなみに、今回からW杯の出場国の枠が変わりまして、今まではアジアからは4.5の枠があったんですけど、これからは8.5に変わりました。
(中略)
アジアからは8チームがW杯に行き、1チームが(大陸間)プレーオフに行くことになっています。とにかく、枠が増えたことをみなさんには覚えておいてもらいたいなと思います。
これでみんな思うんですよ。『余裕で行けるじゃん、W杯』、『予選は勝って当たり前でしょ』と。
勝って当たり前というプレッシャーがまた選手を苦しめるということをみなさんには土曜の朝にご理解頂きたいなと思っております。
もちろん、枠が増えた、行くのは当たり前なんですけど、やっぱりね、国と国をかけた闘いなので。さっき言ったオーストラリアとかサウジアラビアは当たり前なんですけど、バーレーンや中国とかも威信をかけて闘ってきます。
そのなかで(海外クラブでプレーする)選手たちは9月10月11月と日本とヨーロッパ、そして、インドネシアとか中東とかを行ったり来たりして、はたまた、オーストラリアなんて欧州から24時間以上かかりますからね。そういう移動をしながら戦っているということも加味して、やさしめの目で応援していただけたらなと思います(笑)
けれど、選手は十分理解しているので、このプレッシャーに打ち勝って、また2026年W杯の出場権を獲得してくれるでしょう!」
アジア枠が倍増したことで、W杯出場は当たり前という見方がされている。
ただ、吉田は、国の威信をかけて闘うアジア予選は簡単なものではなく、移動の過酷さなども理解して欲しいと感じているようだ。