世界各地で代表戦が行われているが、FIFAカレンダーとは関係ないアメリカのMLSは、リーグ戦を中断せずに開催している。
そうしたなか、MLSのコロンバス・クルーに前代未聞の事態が起きた。
GK2人がアメリカ代表とグアテマラ代表に招集されたため、GKがひとりしかいない状態で8日にシアトル・サウンダーズと対戦。だが、先発出場したメキシコ人GKが前半終了間際にまさかの一発退場!
投入する控えGKがいなかったため、MFを代役GKとして起用せざるを得なくなった。
🚨 Outfield player in goal!
With no backup goalie in the lineup, Sean Zawadzki is in net after Abraham Romero's red card. 😳 pic.twitter.com/ECW19uLt9K
— Major League Soccer (@MLS) September 8, 2024
数的不利なうえに代役GKで戦ったコロンバス・クルーは0-4で惨敗し、連勝は7でストップ。15日の次節には代表GKたちが戻ってくるはずだが…。
MLSチームはリーグ戦以外にも複数のカップ戦を戦うため、インターナショナルブレイクでもリーグ戦は中断されない。
MLSのコミッショナーであるドン・ガーバー氏は、「そんな余裕はない。リーグ戦を中断して試合を失えば、選手に影響する。(企業)パートナーやファンにも影響する。MLSが全ての関係者に提供しなければいけないものすべてに影響する。(アメリカなどで開催される)2026年W杯は全くの別物だ。W杯期間中にリーグ戦をやるとは思えないが、その経済的影響は大きい」と話している。