かつてアーセナルやチェルシーで活躍したことで知られる元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが、2006年のワールドカップで遭遇した衝撃の事件を告白した。

現在イタリア・セリエBのコモで監督を務めているセスクは、今回『Rest is Football』のポッドキャストに出演し、このようなエピソードを語っていた。

「ドイツでワールドカップの初戦を終えたあとだった。アラゴネス監督は『今夜は外出を許す』と休暇を与えてくれた。

僕はプジョル、イニエスタ、チャビ、ルイス・ガルシアと一緒に夜遊びをすることにして、当時みんなが大好きだった日本食のレストランに行ったんだ。

大きなレンジローバーに乗ってみんなでレストランに行ったんだ。運転手はその店の前で僕たちを下ろした。駐車場ではなく、道の脇でね。

車から出る時、僕はあまり周りを身ていなかったんだ。見るべきだったかもしれないけどね。明らかに僕が悪いんだけど、自分がドアを開けたら、猛スピードで自転車が突っ込んできたんだ。

自転車はドアに当たって飛び上がり、乗っていた人は道に倒れて意識を失い、血を流していた。ヘルメットを被っていたから助かったような状況だった。

その場にいた全員が心配していた。ルイス・ガルシアは彼を手で触って血を拭こうともしていたよ。

そのあと警察がやってきた。僕はバカだったね。若かったから。『おい、ドアを開けたのは誰なんだ!』と問い詰められたら、僕は『プジョルだ!プジョルだよ!』と冗談を言ったんだ。

そしてプジョルを指さしたが、彼に殺されそうになったよ。

我々はその後警察署に行かなければならなかった。罰金を支払うまで3時間は拘束されたよ。心配しながらホテルに戻って寝たら、朝8時にルイス・アラゴネス監督が部屋に来たんだ。

パニックになったが、監督は『あの自転車に乗っていた人は酔っていたんだね。よくあることだ。自分が過去にやってきたことを考えれば、全然心配することはないよ』と言ってくれたんだ。ありがたいことに、自転車に乗っていた人も無事だった」

最悪の「喧嘩別れ移籍」7選

2006年のワールドカップでスペイン代表はウクライナ、チュニジア、サウジアラビアとグループステージで対戦し、首位で決勝トーナメントへと進んでいる。

この大会では次のラウンドでフランスと対戦して敗れているが、2年後に行われたEURO2008では優勝を成し遂げている。

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