今夏のマーケットでセルティックへと完全移籍した若手FWアダム・アイダー。古橋亨梧とFWのポジションを巡って争っているライバルだ。

ノリッジ・シティから昨季途中に期限付き移籍で加入し、半年間で9ゴールを奪取。その活躍から、この夏に900万ポンド(およそ16.5億円)もの額で買い取られている。

ただ、今季のスタートでは古橋亨梧にレギュラーを奪い返されたほか、初ゴールまで5試合を要するなどややスローなスタートに。先日のフォルカーク戦で2点を決めてようやく調子を高めてきたという状況にある。

先日のインタビューでは「古橋亨梧とは仲が良く、恨みの感情はまったくない。ただポジションは欲しい」と話していたアイダーに対し、セルティックのレジェンドFWであるジョン・ハートソンは以下のように話していたそうだ。『glasgowworld』が伝えている。

「アダム・アイダーが話していたことに完全に賛成だね。彼は900万ポンドでセルティックに買われて、ベンチに座って亨梧のゴールを称賛しているだけではいられない。得点を決めて、ナンバーワンのストライカーにならなければいけない。

彼はまさに私が言いたいことを言っている。レギュラーポジションが欲しい、ナンバーワンストライカーになりたい、そのためにはトレーニングで結果を出さなければいけないと。

アイダーは先週末に2ゴールを決めた。出場するときには監督に好印象を与えなければならない。

ただ個人的には古橋亨梧は別格の存在だと思っている。アダム・アイダーは昨季の最後の20試合での活躍でゴールを期待されて獲得されたんだ。

彼はセルティックにいるのだから出場機会は得られるだろう。ただアイダーは『毎週座って亨梧のプレーを見ているつもりはない』と話しているし、まさにそれは私が言いたいことと同じだ」

なぜ?森保監督の日本代表に呼ばれなかった選手たち

セルティックはこれから10月から11月にかけてハードなスケジュールを控えており、リーグ戦やチャンピオンズリーグ、リーグカップなど様々なコンペティションを戦わなければならない。

オ・ヒョンギュが退団し今季はセンターフォワードの層が薄くなっているため、古橋亨梧とアダム・アイダーの二人がどれだけ稼働できるかが大きなポイントになりそうだ。

【Qolyインタビュー】FC琉球をけん引する元日本代表DF藤春廣輝、サイドバックとして嫌だった伊東純也との対戦…古巣ガンバ大阪戦での「涙」のワケ