ドイツ代表GKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンが膝蓋腱を断裂する大怪我で離脱したバルセロナ。
それを受けてクラブは新しいゴールキーパーを緊急補強することを決め、昨季限りで現役引退していた元ポーランド代表GKヴォイツェフ・シュチェスニに接触したという。
ユヴェントスを離れてから引退を宣言したシュチェスニであるが、条件面や他のクラブからの魅力的なオファーがなかったためにスパイクを脱いだだけで、サッカーへの情熱を失ったわけではなかったそう。
そこにバルセロナからのオファーが舞い込んだことですぐに現役復帰を決断し、即座に準備を整えてトレーニングに励んでいるとのこと。
『Sport』の報道によれば、シュチェスニのメディカルチェックは来週の月曜日に行われる予定になっているそう。
そのためシュチェスニはすでにバルセロナの練習場でフィジカルに取り組んでおり、今週の月曜か火曜から「可能な限り最高の状態でメディカルチェックに臨むために」努力を続けているようだ。
また、バルセロナには友人であるロベルト・レヴァンドフスキが所属していることもあり、彼が住んでいるカステルデフェルスに近い場所へと引っ越すための手続きも進められているという。
記事によれば、シュチェスニは来月行われるインターナショナルマッチウィーク以降に出場することを目指しており、10月20日のセビージャ戦、26日のエル・クラシコに目標を定めているそうだ。
昨季終了後は引退を視野に入れて「美食に舌鼓を打っていた」というシュチェスニであるが、バルセロナでサッカーが出来るという魅力に匹敵するような喜びはなかったようだ。
なお、給与についてはテア・シュテーゲンの年俸750万ポンド(およそ11.7億円)と比較して最大80%程度の額になると伝えられている。