各国でリーグ戦が開幕し、日々熱戦が繰り広げられている2024-25シーズンのヨーロッパサッカー。
各クラブそれぞれの夏を過ごす中、新シーズンのカギを握るといっても過言ではないのが、移籍市場で獲得した新戦力だ。
2024-25のキーマンになるのは誰なのか。今回はウナイ・エメリ監督の下で昨季プレミアリーグ4位に躍進したイングランドの名門「アストン・ヴィラ」。
3人で移籍金の総額が190億円に達した要注目新加入選手を紹介する。
アマドゥ・オナナ
生年月日:2001年8月16日
国籍:ベルギー
前所属クラブ:エヴァートン(イングランド)
移籍金:5,935万ユーロ
1982-83シーズン以来、42年ぶりにCLに出場するため、選手層の拡充を図るアストン・ヴィラ。
多くの新戦力が加入したが、そのなかでも目玉といえるのが、クラブ最高額となる5,935万ユーロ(およそ95億円)を投じてエヴァートンから獲得したアマドゥ・オナナだろう。
メガクラブも狙っていたフィジカルモンスターで、長いリーチを活かしたボールハントはリーグ屈指。攻撃面では劣るものの、ユヴェントスに移籍したドウグラス・ルイスの後継者としてうってつけの人材だ。
イアン・マートセン
生年月日:2002年3月10日
国籍:オランダ
前所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
移籍金:4,450万ユーロ
オナナに次ぐ4,450万ユーロ(およそ71億円)の大枚をはたいて獲得したイアン・マートセンにも、注目せざるを得ないだろう。
チェルシーでは分厚い選手層に阻まれたが、冬に加入したドルトムントでは持ち前の攻撃力を遺憾なく発揮し、チームのCLファイナル進出に大きく貢献した。
ここまではリュカ・ディーニュの控えに留まっているものの、リーグ戦とCLのハイレベルな掛け持ちに挑戦する今シーズン、マートセンが持つ破格の攻撃性能が必要になるシーンが必ず訪れるはずだ。