日本代表は10日、ワールドカップ最終予選でサウジアラビアに2-0の勝利を収めた。

過去3戦全敗だったアウェイでのサウジ戦。ホームの大声援を受ける相手に対して序盤から守勢となった日本だったが、14分に先制点を奪うことに成功する。

この試合も右ウィングバックに入った堂安律がボールを運び、ファーサイドへクロス。左ウィングバックの三笘薫がダイレクトで折り返すと、エリア内に入り込んでいた守田英正が頭で落とし、鎌田大地がゴールへ流し込んだ。

相手を左右に振って崩し切った日本。これで試合のペースを握り、81分に途中出場の小川航基が追加点を決めて突き放した。

試合後、プレーヤーオブザマッチに選出された鎌田はフラッシュインタビューで以下のように答えている。

――先制点を振り返って。

「うまく押し込めて、うまく右に左に振ることができました。前の選手はゴール前に入っていけというのは常にチームで言われていることなので、入っていって、いいところにいられたのが良かったかなと思います」

――アウェイのサウジで大きな勝利。個人的には前回ここで悔しい思いをしていると思うが、この勝利をどう噛みしめているか。

「このスタジアムでプレーすることはすごく難しいことです。たくさんのファンがいて、これだけ暑くて、サウジアラビア自体もすごいいいチームなので、すごく難しい試合になるというのはわかっていたんですけど、自分たちは前回の経験もあるし、そういうのをうまく使うことができて、無失点で勝利できたことはチームとしてすごく良かったです」

――勝って日本へ帰れます。次のオーストラリア戦に向けて一言。

「次はホームで、たくさんのファンの方の前でプレーできるので、チームとしては、勝たないといけない試合だと思います。次勝つことによってワールドカップは自分にとってすごく近いものになると思うので、またみんなで、切磋琢磨し合ってやっていきたいなと思います」

所属のクリスタル・パレスではやや評価を落としていた鎌田だが、この試合では攻守に気の利いたプレーを見せ、ゴールまで奪ってみせた。

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今予選での一つの山場を乗り越えた日本。次はホームに戻り、15日(火)に埼玉スタジアム2002で今予選初勝利をあげたばかりのオーストラリアと対戦する。

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