日本代表は10日、ワールドカップのアジア最終予選でサウジアラビアと対戦し、2-0で勝利。無失点でのグループ3連勝を成し遂げた。

前回予選と同じく3戦目で迎えたアウェイでのサウジ戦。当時は1勝1敗で迎えた試合を0-1で落とし、森保ジャパンが窮地に立たされた。そのリベンジとも言える一戦だ。

森保一監督はこの試合も大勝した先月の2試合と同じく3-4-2-1のシステムを採用。GKは鈴木彩艶。DFは右から板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹という並び。

中盤の底にキャプテンの遠藤航と守田英正が立ち、右ウィングバックは引き続き攻撃的な堂安律をチョイス。左ウィングバックに三笘薫が入り、シャドーは右に南野拓実、左に鎌田大地。1トップは上田綺世が務めた。

対するサウジアラビアは4-3-3のシステム。ロベルト・マンチーニ監督は攻撃的なスタイルを選択し、ポゼッションしながらシンプルに日本の背後にもロングボールを蹴るなど押し込む形でペースを握る。

序盤からやや守勢に立たされた日本だが、14分、右サイドの堂安がクロスを送ると、逆サイドでフリーの三笘がダイレクトの折り返し。エリア内に侵入していた守田が頭で落とし、鎌田がゴールへ流し込んだ。

良い形で先制点を奪った日本。しかし技術レベルが高いサウジを相手にボールを握られる展開は変わらず。42分にはサウード・アブドゥルハミドに決定的なシュートを許すも鈴木のスーパーセーブでしのいだ。

日本は後半頭から前半にイエローカードを受けていた南野に代えて伊東純也を投入。堂安を南野の位置に上げて伊東が右ウィングバックに入った。

サウジアラビアはシステムを変えつつ打開を図るが、日本は守田を中心に相手をしっかり見て対応。前田大然、小川航基とフレッシュな選手を入れながら守備の強度も維持する。

迎えた81分、伊東のコーナーキックを小川が完璧なヘディングで合わせ、大きな追加点。その後、中村敬斗と久保建英を投入する盤石の試合運びを見せた日本が、過去3戦全敗だったサウジアラビアでのアウェイゲームで初白星を手にしている。

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前の2戦に続く無失点で無傷の3連勝を達成し、2位との勝点差を早くも5ポイントに広げた日本。次戦は15日（火）、ホームの埼玉スタジアム2002でオーストラリアと対戦する。

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