ワールドカップのアジア最終予選は10日、日本代表のサウジアラビア戦に先んじて同グループの2試合が行われた。

オーストラリアと中国の一戦は、20分に中国がロングボールから抜け出した謝文能(シェ・ウェンノン)のゴールで先制。しかし前半アディショナルタイム、オーストラリアはクレイグ・グッドウィンのフリーキックをルイス・ミラーが高い打点で合わせて同点に追いつく。

これで勢いを得たオーストラリアは、53分にグッドウィンのこの日2点目で逆転すると、後半アディショナルタイムには代表デビューのニシャン・ヴェルピレイが追加点。終わってみれば3-1の快勝でトニー・ポポヴィッチ監督の初陣を飾っている。

中国は初戦で日本に0-7の大敗を喫したあと、サウジアラビアとオーストラリアに先制しながらいずれも逆転負け。痛恨の3連敗となってしまった。

続いて行われたバーレーン対インドネシアは、バーレーンが15分にモハメド・マルフーンの長距離フリーキックを叩き込み先制するも、前半アディショナルタイムにラグナー・オラットマングーンがこぼれ球を押し込み同点。

74分、ラファエル・ストライクの鮮やかなミドル弾で逆転に成功したインドネシアだったが、後半アディショナルタイムにコーナーキックから再びマルフーンが決め、バーレーンがホームで辛くも勝点1を手にした。

インドネシアは得点者2人、そしてこの試合でも堅守が光ったGKマールテン・パースがいずれもオランダ出身の選手だ。

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両試合が終了した時点でのグループCの順位表はこちら(括弧内は勝点)。

1位 日本(6)
2位 オーストラリア(4)
2位 サウジアラビア(4)
4位 バーレーン(4)
5位 インドネシア(3)
6位 中国(0)

日本と最下位の中国以外は団子状態。日本が本日の試合でサウジに勝利することができれば2位との差を大きく広げることになる。

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