この代表ウィークも欧州各地で開催されているUEFAネーションズリーグ。
今季リーグAからリーグBに降格したイングランドは、10日にホームのウェンブリー・スタジアムでギリシャと対戦した。
ここまでアイルランドとフィランドに2連勝のイングランドだったが、この日は攻撃がなかなか嚙み合わず。
49分にヴァンゲリス・パヴリディスの先制弾を許すと、ジュード・ベリンガム,のゴールで87分に追いついたものの、後半アディショナルタイムにパヴリディスが劇的弾。
ギリシャに歴史的なイングランド戦初勝利を献上してしまった(これまでは2分7敗)。
ギリシャは、今回の代表活動直前にDFジョージ・バルドックが自宅のプールで死去。選手たちは喪章を着けて試合に臨み、バルドックのユニフォームを何度も掲げていた。
一方、ホームで痛恨の敗戦を喫したイングランドだが、この試合でリー・カーズリー暫定監督が送り出したスタメンが話題に。
GKジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)
DFジョン・ストーンズ(C)(マンチェスター・C)
DFリーヴァイ・コルウィル(チェルシー)
DFリコ・ルイス(マンチェスター・C)
MFコール・パーマー(チェルシー)
MFデクラン・ライス(アーセナル)
FWブカヨ・サカ(アーセナル)
FWフィル・フォーデン(マンチェスター・C)
FWジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)
FWアンソニー・ゴードン(ニューカッスル)
この日はエースストライカーのハリー・ケインがコンディション不良で不在。
そこでカーズリー暫定監督は、2列目の豊富なタレントを生かすため彼らの多くをスタメンで起用。右サイドを得意とする3人のレフティ、パーマー、サカ、フォーデンの共演を実現させた。
日本代表で言えば、伊東純也、久保建英、堂安律を全員起用するようなものだろう(伊東は右利きだが)。
さらに、トップも基本的に10番タイプのフォーデンとベリンガムを組ませる、“全部乗せ”とも言えるメンバー。ちなみに左のゴードンもニューカッスルで10番を背負うアタッカーだ。
ある意味これ以上ないほど豪華な布陣だったが、結果はお伝えしたように、聖地ウェンブリーで劇的敗戦…。
カーズリー暫定監督は「今夜は我々にとって厳しい夜で、相手のほうが上だった。残念だ。いろいろなことを試みたが、うまくいかなかった。挑戦するには勇気が必要だが、これは私のアイデア。喜んで責任を取るつもりだ」と試合後に語っている。
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