熱戦が繰り広げられてきた第103回全国高校サッカー選手権大会予選は週末ついにフィナーレを迎え、出場48校が出揃った。
熊本県大会では、大津高校が決勝で東海大星翔を4-0と下し、4年連続21回目の選手権出場を決めている。
試合はスコアレスで折り返したものの、後半に大津の攻撃力が爆発。エースストライカー山下景司が準決勝に続きハットトリックを達成するなど大量4得点で東海大星翔を突き放した。
大津は今季の高円宮杯U-18プレミアリーグ、WESTで首位を快走する「西日本最強チーム」。技術と強度を兼ね備え、19試合で60得点と1試合平均3ゴール以上の圧倒的な得点力を見せている。
その中で山下は17ゴールを記録。U-19日本代表FW井上愛簾(サンフレッチェ広島F.Cユース)やU-18日本代表の“10番”名和田我空(神村学園)を押さえて得点ランキングトップに立っている。
他にも清水エスパルス内定のU-18日本代表MF嶋本悠大などを擁する、公立の星・大津。選手権の舞台でどのような戦いを見せてくれるか楽しみだ。