他国と比べ、イタリアのサッカーの特異な点のひとつは「監督交代が多い」ことだ。1シーズンの間に2人以上の監督が交代することも珍しくない。

そんなイタリアで、たった1回の練習で監督が解任される珍事件が起きた。

イギリス紙『The Sun』によると、珍事はセリエD(4部相当)のピアチェンツァ・カルチョで起こったとのこと。ピアチェンツァは2000年代前半にはセリエAに所属していたこともある名門チームだ。

同クラブに新たに就任したシモーネ・ベンティヴォーリオ監督は現役時代、賭博に関連する八百長スキャンダルに関与した疑いで13ヶ月の出場停止処分を受けていた。

こうした過去のスキャンダルを懸念したピアチェンツァのサポーターは、同監督就任後はじめて実施されたチームトレーニングで抗議を行った。

これを危惧したクラブの幹部は監督の解任を決断。

歴史上「最も早く退任した監督」ワースト10

初回の練習終了後、クラブは「ピアチェンツァ・カルチョは、シモーネ・ベンティヴォーリオ監督との契約を合意に基づいて解除することで合意に達したことを発表する」という声明を発表した。

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