天皇杯決勝が23日午後2時に国立競技場で開催される。
決勝のカードは2015年以来6度目の大会優勝を狙うJ1ガンバ大阪と2019年シーズンぶり2度目の同杯制覇を目指すヴィッセル神戸との関西対決となった。
これまで関西の両雄は激しい戦いを見せてきた一方で、両チームのユニフォームをまとって輝かしい活躍を見せた選手もいる。
決勝を前にG大阪と神戸に所属し、Jリーグで活躍した5選手を紹介する。
残念、そこはシジクレイだ
シジクレイ
主なポジション:センターバック
両クラブのディフェンスラインで輝きを放ったシジクレイは、その守備能力の高さでJリーグの歴史に名前を残した。2001年に京都パープルサンガ(現京都サンガ)から期限付き移籍で神戸に加わり、加入後すぐにレギュラーとして活躍した。
DF土屋征夫、DF北本久仁衛、シジクレイの3バックは、当時トルシエジャパンが運用していた戦術「フラットスリー」にあやかって「ピカッとスリー」と呼ばれていた。スキンヘッドの3人の守備は強固であり、リーグ内で大きな存在感を見せた。
2004年に神戸からG大阪へ完全移籍し、幅広い守備範囲で何度もチームの窮地(きゅうち)を救ってきた。「残念、そこはシジクレイだ」というネットミームが生まれるほど活躍し、両チームのサポーターから愛される存在だった。