J1のFC東京は28日、チームに所属するブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラ(34)が今シーズン限りで現役引退することを発表した。
主に母国の地方クラブでプレーしていたディエゴ・オリヴェイラは、2016シーズンに柏レイソルへ加入し日本での初年度で12得点を記録した。
2018シーズンにはFC東京へ移籍。以降チームのエースFWとして4度(柏時代を含めると5度)の二桁得点を記録している。
今シーズンはここまで6得点にとどまっているものの、30試合に出場していた。
突然の引退発表となったが、ディエゴ・オリヴェイラはその決断の理由を以下のように語っている。
「今シーズンをもって引退することを決断しました。
この決断は、自分のなかでも何度も考え、戸惑いもあり非常に難しいものでした。
クラブからも慰留していただき、来シーズンも一緒に戦おうという声をかけてもらいました。ただ自分自身で考えたことも含めて、家族と色々な話をして決めましたので、この決断は正しかったと自分のなかで感じています。
日本に来て、柏レイソルでプレーをさせていただき、東京に来ました。そして本当にたくさんのみなさまにお世話になりました。いつもみなさんは自分に温かく接してくれて、どんな時もリスペクトをしてくれたことに感謝しています。
チーム関係者のみなさん、監督、選手、スタッフ、そしてファン・サポーターのみなさん、本当にありがとうございました。色々なことを学び、成長できたことはみなさんのお陰です。
残念ながら引退はしますが、この大好きなクラブで引退できるということは、自分自身とても幸せなことだと思っています。私の人生において忘れることのできない経験、そしてチームだと思っています。
まだ2試合あります。短い時間になってしまいますが、自分も悔いのないように精一杯試合に臨んでいきたいと思っていますし、この2試合でファン・サポーターのみなさんにたくさんの喜びやエネルギーを伝えられるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします」
詳細は明らかにしなかったが、何度も考えたうえでの決断とのこと。
なお、FC東京は「後日あらためてふれあいの機会を設けさせていただく予定ですので、チームの移動中や小平グランド練習見学時などに個別にサインや写真撮影のお声がけをすることはご遠慮ください」と注意喚起している。